Google Apps Script を使って、定期的に仮想通貨のレートをメールしてくれるシステムを構築
最近は、仮想通貨の暴騰/暴落がすごいですよね... 普段は私も普通のサラリーマンなので始終価格をチェックすることはできません。なので、今回 Coincheck のアプリを開かなくても定期的に通貨の価格をメールでお知らせしてくれる仕組みを「Google Apps script」 でつくりました。
【目的】
定期的に、現在のレート を教えてくれる仕組みの構築
【メリット】
・急激な価格変動に気付くことができる
・定期的(30分毎)に価格を見れるので、否応なく相場感がつく
【手段】
① Coincheck のAPI参照
② APIで取得した価格をメールで通知(30分毎)
Google Apps Script を使うのでプログラミングかぁ.. と思われるかもしれないですが、基本ポチポチしていれば上記仕組みはすぐにできます。通常は、30分に1度、暴落/暴騰時は5分に1度メールするようにしています。具体的に、方法を説明します。
① Coincheck のAPI参照
API の仕様はここに記述があります。API を使ったサービス連携を行ったことが無い方は読み飛ばして②をご覧ください。Coicheck には、Private API と Public API があります。
例えば、xrpのレートを取得したい場合は、
https://coincheck.com/api/rate/xrp_jpy
これだけで、現在のXRPのレートを取得することができます。今回はコレを使用します。
② 価格をメールで通知(30分毎)
ここで活躍するのが、Google Apps Script です。Javascript で記述ができ、Google の機能を自在に操ることができます。例えば、メール送る/カレンダーに予定を追加する/Spread Sheet の内容を更新する といった感じです。今回は、①で取得したデータを自分自身にメールする仕組みを組み込みます。Google Apps Script で行う処理はStepで記述するとこのような感じになります。
・Step1. Google Apps Script をひらく
・Step2. Coincheck から通貨のレートを取得
・Step3. 取得したレートでメールの文章を作成
・Step4. メール送信
・Step5. メール送信のタイマー設定
Step1. Google Apps Script をひらく
私は、下記の様に仮想通貨の売買履歴を Google Spread Sheet でまとめています。
Google Apps Script は「ツール -> スクリプトエディタ」で開くことができます。
すると下記のような画面が開きます。
この画面の function の中に、下記一連の処理を記述します。
Step2. Coincheck から通貨のレートを取得
Step3. 取得したレートでメールの文章を作成
Step4. メール送信
function sendMail() {
// Step2. Coincheckから通貨のレートを取得
var money = "xrp"; //ここに、取得したい通貨を記述
var url = "https://coincheck.com/api/rate/"+ money + "_jpy";
var json = UrlFetchApp.fetch(url).getContentText();
var jsonData = JSON.parse(json);
//Step3. 取得したレートでメールの文章を作成
var result = "今のXRPの価格は、" + jsonData.rate + "です。";
//Step4. メール送信
var mail = "hogehoge@gmail.com"; // 送信先のアドレス
var title = "XRPの現在の価格"; //メールのタイトル
GmailApp.sendEmail(mail, title ,result);
}
これを記述するたけで、メール送信の下準備完了です。あとは、どれくらいのインターバルでこのメールを送信するかを設定します。
Step5. メール送信のタイマー設定
メニューバーにある、時計のアイコンをクリックしてください。
下記設定画面で、
・時間主導型
・分タイマー/時タイマー
・インターバル:この場合30分
を設定してください。時間だけは、各々のタイミングを設定して「保存」をしてください。
30分毎に、通貨のレートをメッセージしてくれる仕組みが出来上がりました。
急激な価格変動が最近多いので、神経質にアプリを開いたりせずでも移動中何気なく確認できるので重宝しています。